
推奨されている塩分摂取量を知っていますか?世界的に見ても日本の塩分摂取率は基準値の2倍以上です。高血圧、脳卒中、心臓病など様々な疾患の原因にもなります。過剰摂取は浮腫みや非効率なダイエットの原因にもなります。この記事では、塩分について書いていきます
日本人の目標一日塩分摂取量
平成30年の厚生労働省が行った調査では、男性は11.0g、女性9.3g。平均は10.1gであったそうです。
2005年には塩分摂取量がもっと高い値でしたが、生活習慣病が有名になったこともあり、その後は減少して今に至ります。
さて、この10.1gという値、多いか少ないかというものですが
厚生労働省が推奨している日本人の目標値は、男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満
高血圧を持っている人は1日6gとされています
日本の基準地でもずいぶん少ないなと思われたと思いますが、世界の基準、WHO(世界保健機関)では1日5gとされています。
なぜ日本の塩分摂取量が多い?

答えは和食です。醤油、塩、みそなど調味長に含まれる塩分が多いのです。
和食のウィークポイントですね。調味料にどのくらい塩分が含まれているかは成分表を見てみてください。
日常的に塩分が多く含まれた食品や調味料を使う文化ですので、どうしても推奨基準値よりも多く摂取してしまうことが多いです。
では、なぜ塩分をたくさんとることが危険なのか答えは以下に示します。
高血圧のリスク
塩分をたくさん取っていると高血圧のリスクが高まります。病院で働いていて思うのが、高齢者のほうが塩分や甘味を好みます。そして70%以上既往歴に高血圧をもっているのです。
高血圧になるとなぜいけないのか?
血圧が高くなるということは血管や心臓にかかる負担が大きくなります。
そのため、脳卒中や心臓病というものを引き起こしやすくなるのです。
浮腫みの原因
浮腫みの原因は様々ですが、塩分の過剰摂取では、塩分が体の中に水分をため込むため浮腫みます。
本来であれば不要な水分であり体外に排出されますが、塩分を沢山摂取することにより
「のどが渇く」⇒「水を沢山飲む」⇒「体外に排出あされずさらに浮腫む」
というサイクルが出来上がります。脚をマッサージしても、風呂に入っても、運動をしてもイマイチ浮腫みが取れないという人は一度食生活を見直してみてください。
非効率なダイエット
ダイエットをするときに、食事や運動に気を遣う方も多いと思います。
食事は低カロリー、高たんぱく、低脂肪を意識しますが、塩分はどうでしょうか?あまり意識されないのではないかと思います。
先に、塩分の過剰摂取は浮腫みの原因になると書きました。もちろん体内に余分な水分を取り込むこともダイエットの邪魔ではあります。
それだけではなく、味付けが濃くなると食事摂取量が増えるのです。コンビニのおにぎりや王将の餃子はすべて味がしっかりついており、塩分も高めです。外食が続くと太るのは「おいしい」からです。
あえて薄味に調理することで食欲を抑え、余分な水分を体にためないようにすることで効率的にダイエットができます。
減塩対策
①かけずに、付ける
⇒醤油や塩を食べ物にかけると塩分をたくさん摂取してしまうので、、食べ物を醤油や塩に食べ物に付けるようにしましょう。
②汁物は具沢山に、ラーメンの汁は飲み干さない
③香辛料、お酢などを使用し味付けを行う
④減塩の食品を取る
いきなりすべてを実行するのは大変ですが、将来の自分への健康投資だと思って少しずつ実践してみてください。
高血圧で薬をのむと老後に手術がえきないこともありますので、今のうちから心がけるようにしていきたいですね。
まとめ
①日本人は塩分摂取量が多い
②推奨している日本人の目標値は、男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満
③塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓病のリスクが上がる
④減塩対策をおこなう
参考:ユーグレナ https://myhealth.euglena.jp/products/salt/article/1
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