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見た目は大人と変わらないのに、なんで?お酒やたばこの開始年齢に制限がある理由をあなたは知っている?

日本でも選挙権の獲得が18歳以上になりましたね。成人の年齢も下がってきそうな昨今ですが、アルコールやギャンブルなどの開始年齢は下げられそうにありません。国によって開始年齢に差はあれど、最初っから規制のない先進国はないでしょう。大人の事情なのか、根拠があるのか。今日は掘り下げていきましょう

では、本日のラインナップです

世界の酒とたばこ摂取可能年齢

年齢制限を設ける理由

1.内臓的理由

2.脳的な理由

まとめ

世界の酒とたばこ摂取可能年齢

フランス、韓国、イギリス、オーストラリア⇒酒、たばこ共に18歳から

※ドイツは一部地域では16歳から飲酒のみ可能です

カナダ⇒酒、たばこ共に18歳~19歳

日本⇒酒、たばこ共に20歳から

アメリカ⇒酒21歳、たばこ18歳以上

※アメリカは州によります。

意外だなと思ったのが自由の国アメリカが一番厳しい年齢制限をかけていたことです。

海外には日本では禁止されている違法なクスリがありますが、こちらも同じように使用には年齢制限があります。

年齢制限を設ける理由

高校生くらいになると、身長体重は成人とほぼ同じです。なんなら身体能力のピークを迎えているので、成人よりも健康のポテンシャルは高いといえます。

これだけ調子よく体が出来上がっていて、なぜ、酒もたばこも嗜んではいけないのか。

私が高校生の頃、看護師のおばに聞いたことがあります。

生意気なクソガキだったので、小さい頃から看護の本を読んで解剖生理も少しだけ知っていました。

すると、おばが「そういうところがガキンチョやからあかんねん。」

と言われ、理由はなんなんや、なんでやねん。と思った記憶があります。そして、いざ本格的に解剖生理を勉強してみると意味が分かりました。

皆さんは何だと思いますか?

さっそく答え合わせをしていきましょう。

1.内臓的理由

体力や力は18歳頃にピークを迎えますがそれ以外は何もかも未熟なんです。

例えば、飲酒をすると食道を通り、胃を抜けて、肝臓で分解され、腎臓でろ過され、尿として排泄されます。

ちなみに、肝臓の役割はかなり多岐にわたります。

肝臓の主な体内での働きは以下の3つです

  • 栄養の貯蓄、タンパク質の合成
  • 有害物質の解毒・分解
  • 胆汁の生成

参考:大塚製薬 https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/liver-cirrhosis-nutritional-therapy/liver-roles/

若いころ(10代)は代謝が良く、肝臓の働きも活発です。そのため肝臓は体を一人前にすることに集中しています。そんな時に、アルコールも分解しといて。と余計な仕事をもっていくと考えてください。

そして、このアルコールは体内では「毒物」として扱われます。

アルコールという毒物を解毒するのは肝臓しか行えないので、負担が大きいのです。消化や吸収は多臓器でも行っていますが、解毒はできません。だから肝臓で解毒しきれない量の毒物が入ると嘔吐や下痢などで体外から排出するという選択肢になります。特に、10代は体が敏感なためアルコールにも反応しやすいです。

つまり、急性アルコール中毒になりやすいのです。

アルコールを一気に飲むことは毒を一気に飲むのと同じ!それでもあなたは一気飲みをしますか…?

この記事では肝臓の残り2つの働きについてはあっさり説明しようと思います。

栄養の貯蓄、タンパク質の合成…食事などからとった糖質を、グリコーゲンに変換して肝臓に蓄え、夜間にエネルギー源として血中に放出します。

・胆汁の生成…老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄。その老廃物の一部は再び肝臓で吸収されて肝臓で再利用される。

ちなみに、この胆汁にはビリルビンという破壊された赤血球が含まれており、ウンコ💩の色になっております。胆汁=ウンコの着色料ということです💩

※もっと大事な役割がありますが、語ると長くなるのでここではそう思っててください

そして、内臓的な問題であれば18歳以上であれば酒もたばこもいいのでは?と思いますよね。

しかし、もう一つの理由を見れば20歳以上からでもいけるのか…?と思ってしまいます。

2.脳的な理由

我々の脳は地球上のどの生物よりも優れています。しかし、成長過程で一気に脳が完成するわけではありません

脳は子供のころから25歳~30歳ごろにかけて成熟していきます。

その順序はものすごく簡単です。脳の発達は後ろから前の方に向かって成熟していきます。後ろにあるのは運動をつかさどるもの、その次が言葉や記憶です、そして、最後に理性をつかさどる部位が完成します。

なんとなく、イメージが付きますよね?

まずは、ハイハイ(体のバランスをとって自ら移動)ができるようになります。そして相手の言ったことを理解でき、思ったことを伝えられるようになります。勉強をして必要な知識を蓄えれるようになります。ここまでは、思春期までにできることです。1つの授業時間が小中高大学で長さが異なるのは成長に合わせているからです。

では、理性はどうか?

答えはとても未熟です。若気の至りという言葉があるくらいです。

たとえば、ノーヘルで道路を走ったり、高い所に上ってふざけ合ったり、車の運転で自己中心的、感情的になりやすいなど、「あぁ、なるほどな」と思いませんか?

車の保険の年齢も、18歳~25歳までと26歳~では値段が変わるのです。どこの保険会社も3万円前後変わります。

これは、事故を起こしやすいからです。高齢者は身体的機能低下があり、保険料が高くなります。

しかし、体のコンディションが最高潮の年代がそうでない年齢よりも高く設定されている理由は、脳が未熟だからです。

この、理性をつかさどるのが、前頭葉といいおでこのところにある部分です。一番前と言っても過言ではありません。

そして、この前頭葉の大きな役割は理性=ブレーキです

そして、たちの悪いことに、アクセルとなるドーパミンは10代~20代前半の方が26歳以降よりも活発に分泌されます。

ドーパミン(アクセル)全開、前頭葉が未発達(ブレーキ欠品)状態でアルコールやタバコ、ギャンブルの味を覚えてしまうと、その後もめりこんでしまうのです。

実際に、10代からタバコを吸っている人はその後もやめられずずっと喫煙者になっていくことがほとんどです。8割~9割くらいが辞めれていません。

このアクセルとなるドーパミンは報酬システムとつながっており、「吸えば気持ちいい、飲めば気持ちいい」と報酬を覚えてしまい、さらにアクセルが加速します。そして、ブレーキの働きは微々たるものなので更にやめられず依存することになります。

タバコの依存性については以下参照してください。お菓子や甘いものをやめられないのと同じです。報酬システムは簡単に私たちを堕落させます。

臭いがしたら、今すぐ逃げて!思っているより重大なタバコの恐怖

私の体験談ですが、中学生の頃から喫煙、飲酒をしていた父は死ぬまでヘビースモーカーのアルコール依存症でした。そして、私の弟や、友人も中学生のころから喫煙している人はみんなやめれていません。

そんなに美味しいのかと18歳の頃に初めて私も喫煙をしてみました。遅咲きのヤンキーみたいで恥ずかしいです(笑)1年、2年は吸っていましたが、肌荒れするし、歯茎の色悪いし、指臭くなるしでやめました。やめるまではしんどかったですが、やめてからは吸ってた時の方がストレス多かったなぁと思えます。

彼、彼女たちはいつも「○○円になったらやめる。」「次の誕生日でやめる」と毎年言っていますが、かれこれ7回8回同じやり取りをしています。

何が言いたいかというと、脳が未熟なうちに嗜好品をたしなむとやめれないよ。という話をしたかったのです。

まとめ

いかがでしたか?大人の事情で適当に年齢が制限されていると思っていた方も多いのではないでしょうか?私は思ってました。お金がかかるから自分で稼げないうちは買わせないのだと。しかし、現実は異なりましたね。

偉い大人が、未来のダメ人間を少しでも減らそうと引いた線引きなんですね。

それでは、今日のまとめです。

1.酒、たばこの年齢制限は国によるが多くの国では18歳以上から

2.肝臓の働きが未熟で、アルコール(毒物)の解毒作用が弱い。=急性アルコール中毒になりやすい

3.脳が成熟するのは25歳~30歳であり、その間はドーパミンの働きの方が強く、報酬システムが強く働いてしまう。=「気持ちいい、楽しい」という誘惑に弱く依存化しやすい

投稿者

red.crow0915@gmail.com

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