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【絶対抜けない‼】鬼の多重課題をこなす看護師が実施している、仕事の抜けを無くす方法

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看護師経験の学び紹介
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はい、どーも、とびらです‼

「電話をかけ忘れる」「締切日を忘れる」そんな”仕事の抜け”が多い人に読んでほしい。いろんな職種の中でも多重業務が多いことで有名な看護師が患者の命を守り、他の医療従事者の業務を潤滑に回すためには仕事の漏れやミスをしてはいけないとされています。我々が仕事の抜けを防止するために使用しているグッズや方法をご紹介!!!

多重課題ってどんな感じ?

一般企業での勤務経験はないのであくまでナースコールが鳴り響く一般病棟での出来事を話します。

情報収集…をしていたら他スタッフから委員会資料の作成や勉強会の進展について相談や依頼を受ける。夜勤看護師からも夜勤中に使用した物品や状態が変わった患者についても簡単に申し送りを受けます。

情報収集をもとに患者のところに行こう…と思っていたら医者から声を掛けられて「処置行くぞ。」「レントゲンの検査入れたから朝一で行ってきて」と言われます。ここで計画していた優先順位は変わります。そして、受け持っている患者の点滴の更新時間も迫ってきています。その間にもナースコールが鳴っており、一人で歩いては転倒するリスクが高い患者のセンサーがなっています。

処置に行って、点滴を交換して、レントゲン検査を済ませると、手術の送りだしの時間が迫ってきています。さて、点滴の針を留置して、点滴を混ぜて手術へ…と思っているとセンサーが複数鳴っておりスタッフが全員はけます。そして、詰め所にかかってくる電話。通常リーダーナースが居て医師からの指示を一手に引き受けて、電話番をしてくれていますが、センサーコールがなっているのでリーダーナースも患者のもとへ行っています。
とりあえず、電話に出る。「リハビリですー。○○さんがチョコレート食べたいと言っていていいですか?持ってきてもらう様に電話してほしいです」と空気の読めない電話が来ます。
ちなみに、飲食の指示は電子カルテ内に書いてあります。院内で働いているスタッフは全員閲覧できるので看護師に頼まなくてもカルテを見ればそんなふざけた電話を寄越すはずがないのです。
優先順位も質問のレベルも低いので「電子カルテ見てください。(既往歴みて考えろ)」と電話を切って鳴りやまないナースコールを鎮静化させるべくそのまま患者のもとへ行きます。
※私が働いていた病院では家族への電話は全て看護師へ押し付けるという謎ルールがあり、なんでもかんでも看護師へ言えばいいと思っている医師、薬剤師、放射線技師、リハビリスタッフ、栄養士、社会福祉士などなど、カルテも見ずに依頼してくるので本当に嫌でした。病院によるのであくまで私の働いていた病院の話です。

手術を出して、ほかの患者の点滴交換をしていると…「緊急入院2件きます」と連絡が…この間にもナースコールやセンサーコールは鳴りやまないのでとりあえずカルテの準備をして医者からの指示を聞いて緊急入院を迎える準備をします。

書いていてきりがないのでここで止めますが、基本的にずっとこんな感じです。記録をしようと座ってもすぐに動き続ける認知症患者の相手を片手間にしながら点滴や創部処置、緊急入院の対応、手術を受ける患者の管理をしています。業務進行の間で医者やほかの職業からの電話や家族の対応をしてここに書いていけばそれだけでブログができてしまう位、情報の横入と、優先順位の変動が多いのが特徴です。

ブラック病院での毎日をまとめて記事はこちらから
【黒って300種類あるねん】ブラックよりもさらにダークな漆黒の病棟生活を大暴露!~人生奮闘記:番外編~

仕事の抜けを無くす秘密道具

人間が記憶できるものには限界があります。特に計画外の物や自分にとって優先順位が低いと判断したものなんかは忘れたことすら忘れていきます。

そんな時にお勧めな秘密道具を2つご紹介

ロールタイプの付箋

座って仕事をすることが多い人にオススメ!!!

私はこれをリーダー業務をするときに使用していました。先に書いておりますが、リーダー業務とは、PCや口頭での医師の指示を確認しほかのスタッフに伝えること、そして電話を取ることが主な仕事になります。ここでの指示は絶対に抜けてはいけません。
内服や点滴の指示が変わっていることをスタッフに伝え忘れると誤薬の原因になります。退院の指示を取るのもここですので、受け持ち看護師(患者の退院支援を担当しているスタッフのこと)へ書類作成の依頼や、必要な情報収集の依頼、薬剤師へ退院処方の依頼をすることなどが抜けると退院時に非常に困ります。

なので私はロール式の付箋を使っていました。アマゾンでお安く売ってくれていますので大型の文房具屋さんが近くにない人は是非ポチっとしてください!リンクは以下に貼っておきます。

これの便利なところは貼ってはがせるというところ。通常の付箋であれば粘着面が一部しかなくいつの間にかPC周囲から消えているという事があります。しかし、ロールタイプであれば全面が粘着素材のためはがれにくいです。紙なので濡れるとダメですが、1日手首にまいていてもとれなかったので粘着力はかなり良いです。

やらないといけないことを書いていくのはいいですが、紙に書くと優先順位を変更できません。しかし、付箋であれば、貼ってはがせるので「すぐ」「午後からでもOK」「明日でもOK」と優先順位を張り替えられます。

優先順位を可視化することで仕事の効率も上げられ、思考の整理もできるので「何から手を付けていいか分からなくて思考がフリーズする」という事が無くなります。

また、色分けもできるので「緊急性が高いものと低い物」や「自分の仕事と他スタッフへ伝えるもの」など自分の中で分けることもできます。

書き方のポイント

付箋を買うと「もったいないから」と思ってしまいますよね。なので1枚の付箋に「点滴変更処理/退院書類作成依頼」など複数の物を書いたり、違う患者のことを書くと情報が重複したり抜けやすくなります。

その為、基本は1つの付箋に1つの事柄を書きましょう。
例:「1時までに会議資料作成」、「午前中に部署の資料回収」など

複数を書く場合は、グループで分けるなど関連性のあるものをまとめるようにするのがおススメです。
例:「部長宛て:12時までに会議資料へ印鑑もらう/午前中に部署の資料を集めたものを提出する」
  「佐々木宛:歓迎会の打ち合わせ/この前貸した1,000円返してもらう」

タイマー

これは時間指定で何かをしないといけないときに活躍します。
私がこれを使っていたのは麻薬の時です。麻薬は医薬品の中でも特に注意して取り扱わないといけません。

決まった時間に使用しないとコントロールができないので、他の点滴や内服をミスすることよりも麻薬の時間を間違えることの方が非常に罪が重くなります。

麻薬タイマーと私は名付けていました。例えば、朝の8時に麻薬を張り替えなければいけない。しかし、朝の8時は朝ごはんを食べ終えて患者がトイレに行ったり徘徊したりとナースコールが鳴りやまない時間です。あっという間に8時は過ぎます。そんな時に絶対に忘れてはいけないものを素面で覚えていられない私はタイマーをセットして音がなるようにしていました。

ほかにも、患者の家族が来る、委員会に行く時間、勉強会をはいじめる時間などとにかく自分のペースで仕事をしてはいけないものの前にセットしていました。

なんのタイマーか分からなくなる!と言う人にオススメなのは先に紹介した付箋をタイマーに貼っておくことです。タイマー本体は100均のもので構いません。しっかり音が鳴ってくれればOKです。

仕事の抜けを無くす習慣

悲しいことにどんなに忙しくても「忘れていた」では評価されません。あいつに頼んでもなんか抜けるからな…とどんなに仕事を頑張っていても抜けなく仕事をしてくれる方へ評価は集まります。完璧にすべて覚えるなんてことはできませんが、忘れる、抜けるというのは少ないほうが良いのは確かです。信頼にかかってきます。

先ほど紹介した道具を使うだけでは抜けます。形だけ整えても意味はありません。それを使いこなしてこそです。こんなこと言ってますが私も抜けることがありますが優先順位を間違えなければ「まぁそのくらいないいよ」と思ってもらえます。

1.優先順位を決める

決められた時間で沢山のタスクをこなしていくのは非常に大変です。集中したくても電話や呼び出し、急な会議などどの職種でも多重課題はありますよね。
そんな時は私が実施していたことを書いていきます

  1. 出社してからやらないといけないことを全て書きだす
  2. その中での優先順位を決める
  3. 急な依頼やイベントが起こればその都度優先順位を入れ替える

慣れてしまえば頭の中でできます。最初の1年は掻き出していました。夜勤など受け持ちする人数が増えれば書き題していましたが…

2.書いたリストを見直す

書きっぱなしというのはいけません。私は最初のころTo doリストを作って満足してしまっていました。書かないより仕事の抜けは減りますが書いていたのに抜けていたというのがありました。

原因は簡単。書くだけ書いて見直さないからです。優先順位を見直すときに一緒に抜けがないかを確認していれば防げたものもあります。
付箋が増えてきたりデスク周りが頼まれたもので埋め尽くされていると書いた付箋を忘れてしまいます。

なので、「1時間に1回」、「一つのタスクが終われば」など自分で決めたタイミングで書いたリストの中でやり忘れていることはないかを見直すとかなり仕事の抜けは激減します。

3.仕事をするスペースをきれいに片づける

仕事をしていくといつの間にか、紙類で机の上がいっぱいになっていませんか?

私もそうでした。中止になった点滴、処方せん、診断書などリーダー業務をしているといつの間にか紙や薬で机の上がごちゃごちゃになってしまっています。
普通に患者のところへ行っていてもワゴンの上が今から繋ぐ点滴や使用済の点滴の山になったり、バイタルや情報を記入した紙、入院患者のカルテなどであっという間にごちゃごちゃになっていました。

ぐちゃぐちゃになった仕事スペースを放置していると思考の整理もできず、必要なメモを無くすなどの問題もあります。

4.終了した付箋は破棄する

せっかく書いて、忘れずに実施もして、仕事のスペースも綺麗にしていても、やったこととやっていないことが混在すると確認する手間が増えたり、違う付箋を捨ててしまったりで結局仕事のミスや抜けにつながります。

1枚ずつ書いていた付箋なら終了したものをすぐに破棄していきます。
複数を書いているなら、終了したものを分かりやすく消していきます。
例:「佐々木宛:歓迎会の打ち合わせ/この前貸した1,000円返してもらう

まとめ

いかがでしたか?絶対に仕事の漏れやミスができない医療現場でも実際に使われている業です。

私は初めのころはよく抜けていました。特に「こんなんいるか?」と自分の中で印章が薄かったものはすっかり抜けてしまい他の先輩や同期にフォローををしてもらっていました。しかし、年齢が上がれば任される仕事も増え、抜けると致命傷だなと言うものも増えてくるので何とかしないといけないと思っていました。

仕事のミスが少ない先輩たちのやり方を見て私なりに組み合わせてできた最強方法です。
私はこれを実践するようになって仕事の抜けがとっても減りました。

同じように忙しい毎日で仕事の抜けやミスで起こられて辛い気持ちになっている人はぜひ実践してみてください!慣れるまではめんどくさいですが慣れればかなり便利ですし、頭の中だけでも組み立てができるようになります!

おわり。

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