現代社会において問題になっているのが仕事や学校、家庭環境ストレスによる身体的、精神的ダメージです。前回別の記事でストレスと耳鳴り、ストレスと睡眠について書きました。今回はストレスが高い状態にあると起こる吐き気やについて書いていきます。当てはまる方は一度自分の生活を見直してみましょう
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代表的なストレスによる体の反応
ストレスが原因で心や体の不調がでますが、その症状は多岐にわたります。代表的なもの、発症頻度の高い物を書き題していきます
【心の不調】
- 胸騒ぎがする・そわそわする
- 気分が上がらない
- やりたいことが分からない
- 好きだったもの、きれいだと思っていたものに関心がいかない
- 悪口を言われている気がする
- 何もしたくない
- 勝手に涙がでる
【体の不調】
- 食欲不振
- 吐き気・嘔吐
- 不眠
- 耳鳴り
- 手足の震え
- 頭痛
- 注意力が散漫になる
ストレス性の吐き気
人間の体には交感神経と副交感神経があります。交感神経はアクティブな神経、副交感神経はリラックスしている神経とざっくり思っていてください。
ストレスが強い状態の体は、交感神経が優位になっています。交感神経の胃腸への働きかけは以下です。
- 胃の動きを抑える
- 腸蠕動を抑える
- 胃粘液の分泌を抑える
- 胃酸の分泌を抑える
交感神経が優位になると消化液や消化器官の働きが狂います。
そうすると、胃酸の分泌と胃粘液のバランスが崩れ、胃酸が胃や食道を傷つけます。
炎症を起こした食道や胃が原因で吐き気が起こります。これに加えて、交感神経は末梢の血管を収縮させたり消化管の血管を収縮させる(消化管に行く血流を少なくする)働きがあり更に吐き気に拍車がかかります。
吐き気があるときの対策
★吐き気や嘔吐があるときは、脱水に注意が必要です。冷たすぎる物は避けてぬるい常温の水やお茶、スポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。
★食事の時は咀嚼を十分に行うよに心掛けます。
★消化に悪い物や刺激物は厳禁です。消化しやすいものを食べるようにしましょう。長引くようなら病院に受診しましょう。
※刺激物とは、アルコール、香辛料、カフェインのことをさします
★そして、なにより大切なのは、ストレスが原因で吐き気がすると分かったときはそのストレスの原因から離れましょう。
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