キスにはモルヒネよりも強い鎮痛作用や心を落ち着かせる効果があるのは有名ですが、収入にも大きく関連するのを知っていますか?愛する人とのキスはもちろんですが、愛しい子供やペットにキスをしても同様の効果があります。しかし、このキス。男女で作用する部分が違います。この記事では、男女の作用の違いとキスの効果について書いています
キスの効果は男女比がある
まずはキスをすることで得られる男女のキスの効果の違いについて書いていきます。
キスをすることで多幸感を覚えるのは男女ともに共通します
しかし、ちょっとキスの後の目的が少し異なるのです
前回、男女の性欲については以下の記事で詳しく面白く書いているので、ぜひ合コンや友達との会話の話題にしてください。(合コンに行ったことのないアラサー女より)
男女の性欲論はこれを見ろ!看護師が教える男女の性欲のあれやこれ、あなたは人よりスケベ…?
では、話がそれる前に戻しましょう。
男性がキスを通じて感じるのは幸せという感情と「性行為がしたい」という邪念です。
仕方ありません、オスなのですから♂
精神的な効果は女性の方が多く受けられます。性行為に繋がることは少なく、基本は幸福感、安心感、というものが湧きます。
これには、男性脳、女性脳と言われる部分が少し噛んでいます。
男性は共感性よりもより子孫を残すという事をホモサピエンス時代から重視してきています。性行為が本能的に刷り込まれているのです。
しかし、女性はホモサピエンス時代から他の女性たちとともに協調しながら生活していました。
その中で大切なのは相手への共感性です。物理的な子孫繁栄というよりは、感情面や精神面を重要視する傾向にあります。現代でもそうですよね?女子会や井戸端会議など女性は男性よりも沢山会話をしています。良いことであれ、悪いことであれ女性は誰かに話します。これは、相手に共感して安心を与えている行為です。
キスというコミュニケーションも男性に重要な子孫繁栄への橋渡し、女性にとって重要なは感情の共有と目的や効果は変わってきます。しかし、ここで誤解指定はいけないのが男性は性欲、女性は感情の共有だけを感じているわけではありません。
キスをしたことがある人ならわかると思いますが、女性であれムラッとしますし、男性でも愛おしいという気持ちでキスをしますよね?
なので、この話は、あくまでそういうケースが多いよ。というお話です。パートナーからキスをされて「うわ、ムラムラしてんか!?」や「なんかあったんか?」と深く考えないでくださいね。
私は夫からキスをしてもらうときは頭空っぽで「ハイ!キスいただきましたぁぁぁぁぁぁ!」と一人で喜んでいます。IQ10くらい下がってんちゃうかなと思っております。
キスがもたらす良い効果
①幸せホルモンが出る
幸せホルモン=オキシトシンです。そう、オキシトシンは何度もこのブログで出てきていますね。セックスをすることでも出ます。の記事で少し触れています。
セックスが私たちの生活を豊かにするという話は以下の記事で紹介しています。
セックスは人生を豊かにする!看護師が伝えるセックスのメリット
このオキシトシンは「ほっとする」ときに出るものです。暖かな毛布に包まれている、かわいい動物の写真を見る、好きな人とハグをする、そして、キスをすると出ます。
この幸せホルモンは、血圧を下げたり脈を落ち着かせたり、自律神経を整える役割があります。そのため病気の予防にもなるということです。また、ストレスを緩和させる働きがあります。
②ストレスを緩和させる
幸せホルモン、つまりオキシトシンがでることでセロトニンの分泌が促進されます。そのため、ストレスを緩和させ、心を落ち着かせることができます。
③脳内麻薬のエンドルフィンが出る
キスをするとオキシトシン以外にも良いホルモンがでます。それがエンドルフィンと呼ばれるものです。
このホルモンの分泌が「キスはモルヒネよりも高い鎮痛効果がある」と言われる理由です。
モルヒネは医療現場でも使われる麻薬です。主にガン患者さんい使います。知らない人も多いかもしれませんが、ガンのつらい症状に”痛み”があります。普通の痛み止めでは抑えられない、寝返りも打てないほどの痛みを紛らわせるために使うのがこのモルヒネなどの麻薬鎮痛剤です。
もっと痛みが強くなり、痛み止めの量ではどうしようもなくなるとモルヒネの量を増やし、わざと呼吸を浅く薄くさせます。痛くて起きていられない、もう会話もできなくなるけどそれよりも辛いという患者さんや家族さんのご意志でがあればの使用方法ですが。何とも言えない気持ちにますね。それほど強い痛みを抑え込み、意識すらも左右することができるのがモルヒネです。
それよりも効果が高いエンドルフィンがどれほど強いものかイメージしてもらえれば幸いです。
エンドルフィンは脳内麻薬の一種で、モルヒネの6倍以上の鎮痛効果があります。
体や脳の苦痛を和らげたり、気分が高揚したり、多幸感が得られる効果があることでも知られています。つまりキスをすることでエンドルフィンの分泌が活発になり、体の痛みが軽減され幸福感へと転換してくれます。
④免疫系が強くなる
「Microbiome Open Access Journal」の研究結果では、10秒間ディープキスをすると口の中の8000万もの細菌を互いに交換しあっていることがわかりました。
汚ねぇ!と思った方もいますよね。私も思ってます。仕事しててもウンコやオシッコの世話よりも痰の処理するほうが嫌です。手袋しててもいやです。他人の口の中ってなんか気持ち悪いですよね。
汚いなという話ですが、人間の口腔内にはたくさんの細菌があります。朝起きたての口腔内はウンコより菌を含んでいるので、それはもう沢山の菌が常にいます。
その沢山ある菌のうち20%は他人とは異なっており、キスをすることでお互いにもっていない菌を交換することになります。
菌が入ると考えると汚いもののように思いますが、そもそも人間なんて菌の塊です。皮膚にも菌はいます。触れる部位で菌がいてない所はないです。
つまり、キスをすることで異なる菌を取り入れ、体内で抗体を作るのはワクチン接種と同様のメカニズムです。相手からもらった菌に対して抗体を作ることで免疫系を活発にします。
⑤美肌になる
キスをすることでたくさんのホルモンが出ます。オキシトシン、エンドルフィン、そして女性ホルモンであるエストロゲンです。このエストロゲンは肌を綺麗にする働きがあります。生理中に肌荒れが起こるのはエストロゲンを含む女性ホルモンが乱れるために起こります。生理周期については以下の記事をどうぞ。分かりやすくココを抑えとけば国家試験も受かるレベルの知識を紹介しています
看護師が教える一番簡単な生理の話 女性も意外と知らない生理のあれやこれ
参考:ラブコスメ https://shc.lovecosmetic.jp/kiss/kisskotsu.html
まとめ
いかがでしたか?キスにはこんなにたくさんの良い効果があります。
いってきますのキスをする人はキスをしない人より5年ほど平均的に寿命が長い
という理由が分かりますよね。ストレス軽減、オキシトシンとエンドルフィン効果でメンタル、自律神経安定、免疫系の活性化
そら、こんなけ健康な働きがあれば寿命も延びますね。みなさんもぜひ大切な人やペットとキスしてくださいね。
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