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その耳鳴りは危険かも!体が悲鳴を上げているときに聞こえる耳鳴りの音

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精神疾患
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みなさんは耳鳴りを体験したことがありますか?

耳鳴りは体からのSOSであることがほとんどです。脳卒中や突発性難聴の前触れ、ストレスで自律神経が乱れているサインという事もあります。この記事では、鬱診断を受けたときに悩まされた耳鳴りについて書いていきます

参考サイト https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/tinnitus/

めまい耳鳴り難聴の情報サイト https://www.memai-kobe.jp/miminari-jiritsushinkei-kankei

耳鳴りの原因

日本を含めた先進国の人口の10%から15%が耳鳴りに悩んで生活しています。今までは明らかな原因がわからず、加齢やストレスに起因するとされていました。

しかし、近年では少しずつ原因がわかってきています。

①ストレス

ストレスが続くと、交感神経と呼ばれる自律神経が優位になります。これは、体を緊張させる「動の自律神経」です。動物が狩りをするときに優位になるものです。つまり、ストレスで体は常に臨戦態勢状態を保つことになっています。交感神経には沢山の働きがありますが、血液の流れを体の中心に集めるために末梢血管を収縮させる働きがあります。

そのため、耳の血流が悪くなり、耳鳴りを引き起こすのです。

②難聴に起因する耳鳴り

耳鳴りを持っている人の9割は難聴を抱えていることが最近わかっています。

現在、原因とされている一つが、難聴の一つです。音が聞こえにくい状態が続くと脳は聞こえないことを補うために過度に反応します。脳に伝わる耳からの電気信号を増幅させ、音が鳴っていないのに、なっているように勘違いするのです。

私がうつ病診断される数か月前から耳鳴りがありました。

その時は、たびたび聴診器の音が聞き取れなくなった時があります。普段の血圧測定は電子血圧計よりも聴診器とアナログな血圧計で測った方が早く正確に測れる自信があったためその日も同じように患者さんのところに行って測ろうとしました。話し声は聞こえるのに、聴診器をつけると脈が聞こえない。橈骨動脈が触れているので、患者さんが急変して、ショック状態なわけでもありません。

患者さんの血圧が下がったわけではなく、同僚に聞いてもらっても「130台で音は確かにするで」と言うのです。聴診器が悪いのか?と思い、同僚から2万円近くする聴診器を借りて、患者さんにも断りをいれて再度測ってみましたが聞こえません。しかし、ナースコールや声の患者さんの小さな声は聞こえます。奇妙だなと思いました。

その日を境に、耳鳴りの音が強く、長くなり、時々音が飛ぶことが出てきました。

耳鳴りの種類

耳鳴りには、大きく3つ種類があります。

自覚的耳鳴り:自分にしか聞こえず、他人が聴取することは不可能

多角的耳鳴り:自他共に聴取可能、体内の音が敏感に聞こえる状態(心臓の音がうるさい等)他人も聴診器等を使用すれば聴取可能

自然的耳鳴り:静かな場所で一時的に「シーン」というような音が聞こる場合

問題になるほとんどが自覚的耳鳴りですので、この記事では自覚的耳鳴りについてもう少し見ていきます

低音の耳鳴り

「ゴォォォォォ」という音や「ボーーーー」など低音の耳鳴りです。

これは、注意しなくてはなりません。

難聴に起因するいわゆる老人性の耳鳴りではない可能性があります。

ストレスなどで自律神経が乱れることに起因する病気の可能性もあるので以下に注意してください

  • 「ゴォォォォォ」という音と主にめまいを伴う
  • 頻繁に繰り返す
  • 耳鳴りが原因で眠れないなどの日常生活に弊害が出ている
  • 音が聞こえない、聞こえにくくなった

という症状が出ればすぐに病院に行ってください。

めまいを伴うのは、メニエール病の可能性がありますし、耳鳴りがして音が聞こえなくなる(特に片耳だけ)場合は突発性難聴の可能性があります。

この、突発性難聴は、症状出現後48時間が治療のボーダーラインと言われており、比較的若い世代に多いものです。治療が遅れると、聴力の回復は見込めません

私がしていた耳鳴りの多くは「キーーン」という金属のような高音でした。しかし、ごくまれに「ゴォォォォォ、ボーーー」と低い耳鳴りがしたことがあります。前述したように時々音が飛ぶようになっていたのもあり気になりました。

日常生活に支障はなく、頻回に繰り返すわけではなかったので、耳鼻科にはいきませんでしたが、お世話になっている精神科の先生には相談しました。症状の悪化や変化があれば耳鼻科に行くように勧められています。

高音の耳鳴り

「キィィィィン」「ピーーーー」など高い金属音のような耳鳴りです。

ストレスや加齢でおこることが多い種類です。また、騒音性難聴として大きな音が鳴る場所で働く人にも多いという特徴があります。

主に、高音性の難聴をともなうことが多いです。(老人性難聴)

以下の特徴が当てはまるなら受診をおすすめします

  • 耳鳴りが気になってて日常生活にも支障が出る(眠れない、会話がしにくい等)
  • 耳鳴り以外にも動悸や不眠などストレス症状が付随する
  • 頻繁に繰り返すまたは、長期にわたって耳鳴りがしている

私はこの種類の耳鳴りが多かったという話をしました。私はまだ20代です。老人性の難聴というにはいささか時期が早すぎます。

ここで若者がこの高音性の耳鳴りに悩まされる原因として考えられるのが、自律神経失調症です。ストレスに長期にさらされることで自律神経がおかしくなります。それに付随した様々な症状を合わせたのが「自律神経失調症」です

代表的な、自律神経失調症の症状として、頭痛、不眠、動悸、耳鳴り、などが挙げられます。初期のうつ症状とほぼ同じです。

高音性の耳鳴りを「難聴じゃないならいいや」と放置してはいけない理由は

私がこの高音性の耳鳴りを放置5か月ほど放置した日に突然何も音が聞こえなくなったからという経験があるからです。

軽度鬱症状の診断を得ていましたが病欠明けで「しんどいな」と思いながら仕事をしていた時です。ストレスを強く感じている自覚はなかったのですが、動悸、耳鳴り、頭痛、手の震え等の症状が出ていました。しかし、「もうこれ以上休むわけにはいかないな」という気持ちで働いてました。

ある朝、吐きそうになりながらミーティングに参加していると「キィィィィィィィィン」と耳鳴りがしてそのまま何も聞こえなくなりました。人が多い詰め所から、誰もいない休憩室に入りましたが以前音が聞こえない、息の仕方が分からないとパニックです。

幸いなことに私は、病院に勤めていますので、すぐにベテラン看護師さんが来てくれましたが、音が聞こえないので何を言っているのか分かりませんでしたが。15分くらいしてようやく音が聞こえてきました。

もし、耳鳴り以外にも不眠や動悸など体に不調がある場合は、私の経験から、耳鼻科よりも心療内科の受診をおすすめします。

心療内科って最初はすごい緊張しますが、薬をもらってストレスの原因から離れて、数か月ちゃんと薬を飲んでいくと耳鳴りも、動悸も、手の震えも改善してきました。最近は1日に一回症状が出るか出ないかくらいです。

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まとめ

耳鳴りを経験している人は多く、その10%~15%は日常的に悩まされています。

耳鳴りはただただ耳の中で音がしているだけではなく、ストレスや、ほかの疾患を体に警告として伝えているのです。

受診のタイミングを誤ると聴力を失ったりと日常生活に支障が出ます。私自身も耳鳴りで怖い思いをしました。

少しでも当てはまる方は早めの受診をおすすめします。

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