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ピルは避妊だけじゃない!?一番多く使われているのは実は〇〇!正しい知識で快適な生理生活を

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経口避妊薬のイメージが強い低用量ピル。ピルには避妊用具よりもメジャーな用途があります。最近では男性も生理の知識や避妊薬について学ぶ機会も多くなっており、若者の方がおじさんより詳しいくらいです。この記事では、ピルユーザーの看護師が低用量ピルについて紹介します。

ピルの用途を知らない怖い人

これは私の周りで聞いた知識も品性もないエピソードです。不快だなと思う方は飛ばしてください。

私がまだ18歳の頃、仲の良い友達は低用量ピルを使っていました。その子には年上の彼氏がいて性行為もしていました。仲の良い恋人同士だなという印象です。その友達から「ピルを飲み始めてから、彼が避妊をしてくれない」と相談を受けました。そもそも、彼女が低用量ピルを使っていたのは月経過多症といって経血が多すぎるという疾患の治療のためです。

しかし、彼氏は何を勘違いしたのか性行為の際、嫌がる彼女を無視して避妊をしなかったそうです。彼女は何度も避妊をしてほしいこと、治療のために低用量ピルを使っていることを伝えましたが彼からの返答は「避妊しなくて良いってことやろ?そんな治療あるわけないやん。」と自ら無知を晒しました。彼女は完全にブチギレ、その場でサヨナラしたそうです。

約10年ほど前の話ですが、

ピル=避妊という方程式が有名でした。

相手の合意なしに避妊をしないのはDV

避妊をしないという行為は立派なDVです。

性行為は2人の関係性をより親密にするための行為です。その行為で相手の嫌がることを平気で何度もするということは「あなたとは親密にはなりません」と言っているようなものです。

望まぬ妊娠をして体と心を傷つけるのは女性の方です。

・避妊の仕方はこちらの記事を参照してください

セックスレス知らずの看護師が教える保健体育~コンドームの正しい取扱説明書~

・いいセックスが人生に与えるいい効果については以下を参考してください

セックスは人生を豊かにする!看護師が伝えるセックスのメリット

治療のための低用量ピル

ここまででもうお分かりかと思います。低用量ピルが最も使われているのは「治療」です。

子宮内膜症、PMS、月経過多、生理不順など様々なホルモンバランスの乱れで起こる疾患を治療するための薬です。

ではなぜ、「ピル=避妊」と思われているのか…

アフターピルと混合している人が多いです。

アフターピルは緊急避妊薬です。避妊に失敗した時に使う薬ですので妊娠をさせない為の薬です。低用量ピルはホルモンを整えるための薬です。低用量ピルは生理周期を整える働きがあり排卵日が分かりやすくなりますが、それは安全日がわかるというわけではありません。そもそも、女性の生理周期に安全日なんてありません。

この記事では、ピルはピルでも低用量ピルについて書いています

ピルの種類

①低用量ピル

最もよく内服されているピルです。中身はエストロゲンとプロゲストーゲン(プロゲステロンと同様の作用)のホルモン剤です。生理の開始時から21日缶間連続で1条ずつ内服し、7日間の休薬期間を設ける薬です。

【作用】

1.ホルモン剤の作用により、子宮内膜の増殖が抑えられ月経量が少なくなり、月経痛が軽快する

2.ホルモン剤の作用により生理周期が安定する

3.ホルモン剤の作用で急激なホルモン変化がなく肌荒れの予防や月経前症候群を軽くすることができる

4.子宮内膜が増殖しないため着床できないため避妊効果がある 

ピルででできる症状緩和

私も薬を使って、月経過多と子宮内膜症を治療していました。

こんな症状があるなら婦人科の受診をおすすめします。

友達や恋人が苦しんでいたら一度受診を勧めてあげてください

  1. 経血の中に小豆大の血の塊、コアグラがよくみられる
  2. 生理の血が多い(日中多い日用のナプキンが2時間ほどでダメになる、8時間吸収のタンポンが3時間足らずでボトボトになりナプキンに血がつく、夜用ナプキンでも吸収しきれず漏れるなど)
  3. 生理痛が他の人に比べて重い(痛み止めを飲んでも座っているのが辛い)
  4. 月経前症候群がある 
  5. 生理周期が不安定(月に2回生理があったり、2か月来なかったりとバラツキがある)

生理については以下の記事で詳しく書いています。良ければ参考にしてください

生理中だけじゃない、生理前でも辛いのはあなただけじゃない

看護師が教える一番簡単な生理の話 女性も意外と知らない生理のあれやこれ

ピルの副作用

生理も軽くなって肌も綺麗になるなんてなんていい薬だ! と思う方もいらっしゃいますよね。ピルもホルモン剤と呼ばれる立派な薬ですので作用があれば副作用があります

PMS症状に近いものが多いです。吐き気、食欲不振、過食、乳房の張りむくみや体重増加です。PMS(月経前困難症)の緩和にもなるピルですがホルモン剤ですので体が慣れるまで(1か月~2か月)はこのような症状が出ることがあります。

重篤な副作用は血栓症です。血管内に血の塊ができる病気です。これが脳や心臓んい飛んでいくと脳梗塞や心筋梗塞になります。1万人のうち3人~9人ほどに発症します。

ハイリスクな人は、肥満、喫煙者、家族で血栓症を患ったことがある人は注意が必要です。病院で処方してもらえば2か月に1回、血液検査をして血栓ができやすい状態になっていないか見てくれます。

低用量ピルの入手方法

大きく分けて婦人科を受診するか、通販で購入するかの2択です

①ちゃんと受診をして医者から処方してもらう

圧倒的におすすめは受診です

理由は、生理不順や経血の量でトラブルがある場合、素人の判断で「ピル飲んどけばいいか」では済まないことがあるからです。

子宮頚がんや子宮筋腫なども考えられます。特に若い人がかかりやすい子宮頸がんは進行が早く受診しなかったために命を落とされる方も過去にいらっしゃいました。本当に辛い気持ちになりました。

初めて内服する場合は一度受診しましょう。受診し、診断がついてピルを処方してもらえれば保険適応になりますので2000円かかりません。副作用の説明や、定期的な検査もしてくれますので、安心して治療ができます。

②通販で購入する

「”低用量ピル 通販”」で検索するとヒットします。

私も以前に利用したことがあります。「受診をあれだけ推奨してるのにお前は買ったのか」と声が聞こえてきそうです。その月に血液検査と内診をしてますので重大疾患はないことは分かっていました。ただ、ちょっと温泉に行きたくて生理周期をいじるために買いました。数年前の話なのでコロナ中にウロウロもしてませんよ。

話が脱線するといけないので、戻します。

海外製のため届くまでに時間がかかるというデメリットと自己判断のため重大な疾患があっても見逃す、副作用が出ても対処が遅れるというデメリットがあります

私の場合約1か月待ちました。台風が来たり、今回のようにコロナなどで配送に時間をようするのです。

メリットは受診する変な恥ずかしさや、待ち時間の拘束がないことですね。効果もきちんとありました。ただ、異様に安いサイトではバッタものがあるそうなので値段だけで決めずに、きちんと相場に合ったものを購入してください。大体相場は3000円くらいです。

オンラインでは私はこちらのサイトで購入しました

CLINIC FOR より引用 https://www.clinicfor.life/articles/b-027/

最近では日本でもオンライン診察をしてから薬を処方してくれるサービスもあります。検査はできませんが問診等で医者が対応してくれますので、病院に行くのはちょっと恥ずかしいけど、自己判断で買うのは怖いという方にはおすすめです。以下にリンク貼っておきます

CLINIC FOR ONLINE https://www.clinicfor.life/disease-tx/telemedicine-pill/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_content=new_test&utm_campaign=998_02&gclid=CjwKCAjw9uKIBhA8EiwAYPUS3EeyPSWdtBo2dyX9qA3ggbTQWek5Ps9WWeW4qROxne947pbVXrrU2xoCAUwQAvD_BwE

ピルのやめ時は?

人それぞれです。子宮内膜症の治療であれば半年~1年ですがそれでも完治しない人もいるので医者と相談です。

他にも職業柄で経口避妊薬を使用することもあります。妊娠を望むタイミングでやめる方もいますので、女性の数だけ正解があると思っていただいていいと思います。

私は半年飲んで子宮内膜症が軽快したので飲むのをやめました。

それから、婦人科の先生によってはやめ時を言ってくれません理由は医者というのは薬を出すのは得意ですが止めたり減らしたりするのが苦手です。婦人科の医者に限ったことではなく、内科、外科すべての医者が苦手です。

私のお世話になっている先生は治療の目安を教えてくれましたが、友達の行っているクリニックの医者は何も言わず、子宮内膜症で2年以上飲んでいる子もいました。

いつまで飲むんだろう?と思ったら疾患や経過を見ている主治医に尋ねてみるのもいいですね

一度やめたからもうもらえないという事はありません。子宮内膜症や月経過多、PMSなどはホルモンバランスで変わります。

薬をやめてしばらくは順調でも、数年してまた症状が出てきたという事も大いにありますのでその時にまた受診して治療をしていくのも全然ありです。

まとめ

以上が低用量ピルについてです。

以下はアフターピルについて私の実体験をもとに書いた記事です。

焦らないで!アフターピルの正しい使い方を使用経験のある看護師が教えます

低用量ピルは比較的簡単に手に入りますがホルモン剤という立派な薬です、作用もあれば副作用もあります。正しい薬を正しく使って心身ともに健康な日々を過ごしましょう

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