スポンサーリンク

患者さん、看護学生向け、国家試験対策もしながら高血圧について学ぼう!

スポンサーリンク
看護師国家試験勉強
スポンサーリンク

生活習慣病の中でも大きな疾患の原因ともなる 高血圧(HT:hige blood pressure)と呼ばれます。原因は様々ですが、睡眠時間、食生活、嗜好品などが主な原因です。自覚症状がなく、30歳以上では男性の60%女性の44%が高血圧の診断を受けています。そしてこれは年々増加しています。脳卒中、心筋梗塞など介護や死に直結するにもかかわらず多くの人が知らないうちに罹患しているHTについて学んでいきましょう。

注意:こちらの記事に投稿している画像は開設者の手作りです。個人の勉強での使用は大歓迎ですが、無断転載や自作発言は発見次第対処させていただきます。

高血圧とは

そもそも高血圧とは何でしょうか?数字での定義がきちんとありますので、ざすはここを抑えてください。

現在、高血圧の診断を受けて自宅で測定している方と、健康診断や入院中に病院での測定では高血圧の定義が異なります。理由はいくつかありますが、病院で測定する際、普段より血圧が高く出る人がけっこうな割合でいます。「医者になんて言われるかな…」「看護師に食事指導を守らなかったことがバレるかな…」などリラックスして測定できないからです。また、電子血圧計か、聴診器を使って手動で測定するかでも変わります。

看護師国家試験で問われるのは、私たち(看護師)が測る測定値ですので、140/90mmhg以上と覚えておいてください

高血圧の種類

①本能性高血圧

原因が特定できない高血圧が全てこれに当てはまります。いくつかの原因が重なり合って血圧が高くなるケースがほとんどです。主な原因は、喫煙・環境・生活習慣・体質・遺伝・ストレス・過労・肥満・アルコール・運動不足・加齢による血管の老化が挙げられます。これらが重なり合ってなったものが総称して本能性高血圧と呼ばれます。高血圧の全体90%を占めます。

②2次性高血圧

腎炎などの腎臓疾患からくる腎性高血圧症、原発性アルドステロン症が原因となる内分泌性高血圧症、薬剤性の影響で起こる高血圧症などはっきりと原因が特定できる高血圧の総称です。若年性に多く高血圧症の全体の10%を占めます。二次性高血圧は、若年者に多くその原因を治療すると血圧は下がります。

本能性高血圧の原因

高血圧の原因は主に生活習慣です。なんとなくのイメージですが、中高年以降で自分の生活に無頓着な人が多いですね。

①塩分の過剰摂取

まず、血圧に直結するのが塩分です。戦時中は徴兵を逃れるために醤油を大量に飲んで血圧をバグらせて徴兵を免れた方もいるそうで、塩分と血圧は密接に関係しています。

日本人の推奨塩分摂取量は男性女性で異なります。以下の記事で詳しく書いていますので、気になる人、掘り下げたい人は確認してみてください。

日本人は推奨値の2倍の塩分を取っている!生活習慣病の原因は食生活にあった

おおよそですが、成人であれば8g/日未満、高血圧患者さんの場合は6g/日未満が望ましいとされています。ちなみに、イメージしにくいと思いますので例を挙げてみましょう。

醤油ラーメン5.7g チャーハン3.8g お昼ご飯に中華セットを頼めばその日の塩分は終わりです。

高血圧患者さんであれば、醤油ラーメンだけで終了です。

日本人の食文化は諸外国に比べて塩分摂取量が多くなりがちです。そのため、無意識に世界各国よりも多く摂取しやすい傾向にあります。

塩分を取りすぎると、体にはホメオスタシスと言って体の中のあらゆる機関を一定の値にしておこうという働きが作動します。高くなった塩分濃度を補うためにより多くの水分を欲します。しょっぱいものを食べると水が飲みたくなるのがいい例です。

水が体の中に入ると、血管内をめぐる血液量も増えます。これは、血管透過性といて細胞内外での水の受け渡しがあります。塩分濃度の低い細胞内から塩分濃度の高い血管内に水分が移動します。体を回る水分量が増えるためそれを全身に押し出す圧を強めなくてはならないので血圧が上がります。

②血管の老化(伸縮性の衰え)

人間だけではなく生物は老いていくものです。血管も若いころは弾力があり、運動量で増えた血流量を運ぶのも負担にならず、多少ぶつけても青あざもそこまで広がりません。

しかし、年齢が上がると血管自体も脆く、硬くなります。伸縮性がないので、圧をかけないと血管内を血液が廻らないのです。

③ストレス

ストレスを長期的に受けていると、自律神経失調症などホルモンや神経系に支障が出てきます。常に緊張状態アドレナリン全開のような状態ですで、後ほど図解しますが体の中心に血液を集約しようとする働きで末梢の血管が収縮するような指令が出ますので血圧が上がります。

④喫煙

たばこは百害あって一利なしと言ったもので肺や呼吸器系だけではなく循環器系にも支障を出してきます。たばこに含まれる有害物質が体の末梢血管を収縮させるように命令を出します。そのため、通り道が狭くなった分血圧が上がります。

⑤運動不足

定期的な運動習慣がない人はそうでない人よりも血圧が高い傾向があります。理由は簡単で、運動すると体外へ塩分や水分が汗となって排出されます。しかし、運動をしないまま塩分を取り続けていれば排出されず、塩分濃度を薄めるために循環血液量が増え、より高い圧を必要とするため血圧が上がります。

⑥肥満

肥満の人は、通常の人よりも2~3倍高血圧にかかりやすいという結果が出てます。血圧が上がる原因としては運動不足や塩分過多と同様です。もう一つオリジナルの理由を加えるのなら、体表面積が大きいことです。普通なら50の力でいいものを体表面積が大きい分100必要なのでより強い圧が必要になってきます。

超絶簡単に画像にまとめると以下のようになります。

2次性高血圧

①腎実質性、②腎血管性、③内分泌性、④血管性、⑤脳・中枢神経性(脳幹部血管圧迫)、⑥遺伝性、⑦薬剤誘発性などに分類されますが、ここでは全て紹介いたしません。軽く触るだけにしておきます。

①腎実質性

腎臓にはたくさんの血液が流れ込むことは以前こちらの記事で紹介しました。つまり、腎臓のはたらきが悪くなると余分な塩分と水分の排泄が十分にできず、血液量が増加し、血圧が上がります。 悪循環なことに、血圧が上がれば腎臓への負担が増え、ますます腎臓の機能が低下するといったことが起こります。

②腎血管性高血圧

腎臓の周りにある血管に問題が生じて起こるものです。血流低下が低下することで腎臓でレニン産生が増加することで高血圧になります。こちらの作用機序は国家試験や薬剤とよく関連してで来るので後で図で残しておきます。

③内分泌性高血圧

褐色細胞腫、クッシング症候群、レニン産生腫瘍などがあります。レニン産生腫瘍は腎臓の傍糸球体細胞腫や異所性レニン産生腫瘍からレニンが過剰に分泌され二次性高血圧をおこします。この辺りは余り問われることがないので割愛します。

②と③で出てくるレニンが血圧の上昇に大きく関係していることやよく使われる降圧剤の使用や作用機序とも関係が深いので、そこはしっかりと抑えていきましょう。

④血管性

血管に問題がある場合です。血管の収縮力がなくなったり、拡張ができないため末梢の圧が増えることで起こります。

⑤脳・中枢神経性(脳幹部血管圧迫)

血管を収縮させたりする指令が出せない、受け取れない場合に起こります

Home|一般の皆様へ|日本内分泌学会
 id=113

日本内分泌学会より参照させてもらいました。

血圧が上がるメカニズム

①肝臓からアンギオテンシノーゲンが生成される

②レニンがアンギオテンシノーゲンに作用しアンギオテンシンⅠに変換される。同時にレニンは腎臓に働きかけ副腎でアルドステロンの分泌が始まる

③アンギオテンシン変換酵素がアンギオテンシンⅠへ働きかけ、血圧を上昇さえるアンギオテンシンⅡに変換される

というのが主な流れです。後ほど、ACE阻害薬の説明をするときに一緒に画像を載せますね。

高血圧の治療薬の作用機序

①β遮断薬

プロプラノロール塩酸塩と呼ばれるもので、主な薬品名はインデラルが有名です。

作用:心筋刺激性の抑制=心臓の働きを抑える

副作用:β遮断薬は心臓や気管にも作用するので、副作用もある。主な副作用は徐脈

禁忌気管支喘息(さらに気管を収縮させる働きがある)心不全・徐脈(心臓の働きを弱めるので悪化させるリスクがあるため)

②カルシウム拮抗薬

ニフェジピンと呼ばれ、代表的な薬品はアダラートが有名です。

作用血管拡張:細胞内にカルシウムが流出するのを防止する

副作用低血圧・徐脈・顔面紅潮

禁忌グレープフルーツと一緒に摂取すること(効果が強くなりすぎる)

③ACE阻害薬:RAA系(レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系)

カプトプリルと呼ばれ、代表的な薬品はカプトプリルが有名です。

作用アンギオテシン変換酵素を阻害してアンギオテンシンⅡの生成を抑制します

副作用:咳、発疹

禁忌:妊婦には禁忌(胎児への影響があるため)

④ループ利尿薬

フロセミドと呼ばれ、代表的な薬品はラシックスが有名です。

作用尿細管でのNa Clに再吸収を抑制する作用があります

副作用低ナトリウム血症・低血圧・高血糖(カリウム排泄により、膵ランゲルハンス島のβ細胞においてカリウムポンプが有効に作動せず、刺激に対してのインスリン分泌反応が低下することにより耐糖能異常を生じるため)・高尿酸血症(尿酸の排出が抑えられる)

禁忌:無尿(薬剤の効果が見られない)・肝性昏睡(低カリウム血症により肝性昏睡が悪化する)・低カリウム血症患者(電解質バランスが崩れしまう)には禁忌

予防方法

予防方法は、本能性高血圧と、2次性高血圧では対応が異なります。

本能性高血圧では、生活習慣病予防をしなければなりません。原因のところに書いてあるので、禁煙えおして、食生活を見直して、基礎正しい生活を送ることが一番の予防策で。

また、2次性高血圧では原疾患の治療が効果的と言えます。

この記事ではここまでです。読んでいただいてありがとうございました。

余談ですが、看護師さん向け転職サイトのリンクも貼っておきます。これから就職活動をする方は登録していろんな病院を見ておくもいいいです。面接ではいい所しかいいませんが、仲介業者が入ることで内情をより知ることができます

【短期】月収45万円以上確実な看護師転職サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました