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看護学生必見!人体の血管・リンパの流れを超分かりやすく解説!画像保存も自由です!

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看護師国家試験勉強
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看護学生・看護師が苦手とする分野に循環器は絶対に入ってきます。1本の血管の名称が変わったり、右にしかない血管や、分岐が多すぎてわからない!そんな皆さんにこの記事では、分かりやすい図を用いてどこに、何があるのかを解説します。画像の保存は無料でしていただいて構いません、学習の範囲であればご自由にお使いください。しかし、自作発言はご遠慮ください。

看護師国家試験の出題傾向

メディカメディカ https://www.medicmedia-kango.com/teacher/post/109matome_hinsyutsu/

上記のサイトを参考にしていますが、基礎看護技術や社会保障まで看護師国家試験では幅広く出題されます。循環器はそれほど多いイメージはありませんが、少なくもありません。看護ルーでも24問過去問が出ています。

特に、看護師として実際現場に出れば、高齢者が多いため整形や精神科であっても既往歴に心疾患や血管系の病気を持って入院してくる患者さんも非常に多いです。どのくらい多いかというと、私が今働いている病院での統計ですが80歳以上であれば90%くらいは心臓や血管に何かあった人です。特に多いなという印象ですが、高血圧、心不全、不整脈、房室ブロック(ペースメーカ付き)狭心症です。血管と心臓が悪くなると血栓や出血リスクが上がり、脳梗塞・脳出血で要介護という方も全体の21%とかなり高くなってきています。

看護師国家試験に受かって、終わりであれば捨て分野でも構いませんが、現場に出て絶対に分かっておかないと困ることも沢山出てきますので有名な疾患を理解するための一歩としてまずは全体像をなんとなく理解して行きましょう。

大丈夫です。私もこの分野が死ぬほど嫌いですが、現場に出ればわかっていないと医者や先輩たちと話せないので嫌でも覚えていけます。前置きが長くなりましたが、以下より本番です

画像で見る人体の血液の流れ

結局全部繋げれば、動脈と静脈ですが、場所が変わると名称が変わります。全部ひっくるめたら日本だけど、ここは大阪ここを過ぎれば和歌山県というようなイメージです。

このパートでのポイントを整理しましょう

  • 多くは左右対ですが、腕頭動脈わんとうどうみゃくだけは右側にしかない
  • 第4腰椎で左右の腸骨動脈に分岐する
  • 総腸骨動脈は骨盤内で外腸骨動脈と内腸骨動脈に分岐する
  • 内腸骨動脈は下肢へ流れる
  • 外腸骨動脈は臀部や骨盤内の臓器に流れる

腹大動脈からの分岐

胸大動脈は横隔膜を通過すると、腹大動脈と呼ばれます。この動脈は主に消化器系へ血液を送る働きを担っています。

ここでのポイントは以下の通りです

  • 腹腔動脈は胃、十二指腸、肝臓、すい臓、胆のう、脾臓へ血液を届ける
  • 上腸間膜動脈は最も広範囲に血液を送る
  • 下腸骨動脈は下行結腸や直腸へ血液を届ける
  • 腎臓だけは唯一直接腹大動脈から直接分岐している
  • 精巣動脈・卵巣動脈もあるが、これらは名前からどこに行っているか分かりやすいためあえて図には載せない。

腎臓は血液量が他の臓器の比ではない量が必要なため、ほかの臓器と併用してなんて悠長なこと言ってられません。体内の血流量の25%が腎臓に行くとされています。

静脈での抑え処

国家試験では静脈についてはあまり問われません。静脈瘤などは聞かれますがそれは基礎看護や疾患と絡めて出ることが多いです。

また、静脈は動脈とほぼ同じなのであまり突っ込まれません。採血で選ぶのはどの血管?などは基礎看護技術での話になるのでここでは触れません。

ひとつ、動脈にはなく、静脈の特徴たと思うのは、奇静脈きじょうみゃくです。

これは、脊柱に沿って走行している静脈は、左側の方が細いという事です。なぜか分かりますか?答えは動脈です。左側の方が動脈欠が多く流れているのため、その走行を邪魔しないように左側の静脈は細くなっています。

肺循環と体循環

体の血液循環は大きく2つに分けられます。

一番外枠(ピンク)にある体循環 と 肺を囲っている(オレンジ)肺循環があります。

体循環:左心室→大動脈→全身各部位へ→上・下大静脈→右心房

肺循環:右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房

ここで、ややこしい話をします。

酸素飽和濃度が高いのは、普通に考えれば静脈よりも動脈です。じかし、肺動脈だけは異なります

それは、なぜか。左心室から出た酸素が沢山含まれる血液が全身をめぐります。

酸素と二酸化炭素を全身で交換し、上大静脈から右心房に帰ってきます。そして、この二酸化炭素が多く含まれる血液は、右心房から右心室、右心室から肺動脈を通って肺へ行って酸素と交換していくからです。

つまり、肺循環は肺静脈はO2が多く、肺動脈はCO2が多いということです。

リンパの流れとポイント

ココでのポイントは以下です

  • リンパ液は毛細血管から染み出した組織液がリンパ管に吸収されたものです。
  • リンパ管の途中にはリンパ節があり、細菌や異物をろ過しています。
  • リンパ液が最初に流れ込むリンパ節を所属(領域)リンパ節という
  • がん細胞が最初に流れ込むリンパ節をセンチネルリンパ節という
  • リンパ節にはリンパ球が集合していて免疫の役割を担っている
  • 右上半身のリンパ液は右リンパ本幹に集まる
  • 左上半身と下半身のリンパ液は胸管を通り左静脈角に集まる
  • リンパ管は静脈と同じ方向に流れている。また、逆流しないように弁がついている

リンパ性器官

胸腺とは?

免疫系のT細胞の成熟に関与している機関です。胸骨のすぐ後ろにあります。体制後期にほかの器官より早く発育し、出生時に12~15g、思春期で30~40gまで発達し、その後は退行します。成人ではほぼ脂肪の塊となっていますが、退行してもTリンパ球の分化能力はあります。

脾臓とは?

腹腔右上部にあり横隔膜に接し、後腹壁付近にあります。

赤脾髄:赤血球(RBC)の破壊や体内の異物分解

白脾髄:リンパ球を生成

まとめ

以上が体を循環するものの大まかなポイントです。毎日1つずつ学んでいけば国家試験なんて受かります。落とす試験ではなく、受からせる試験です。点さえ取れれば高得点なんて狙わなくてもいいのです。

以下は有名疾患について書いたブログです

喘息ってどんな症状?症状機序、検査、治療、看護について世界一簡単に教えます

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