今日は感染症対策の基本、「手洗い」について書いていきます。
何事にも”予防”が大切になります。なってからでは遅いのです。人は無意識に顔や髪の毛を触っています。という事は、汚い手であちこち触ると感染症を起こす可能性が広がります
病院に行けば100%看てもらえる時代は終わりました
これだけ爆発的に感染が広がれば誰だって罹患するリスクはあります。ただ、重症化した人を診る施設や機械、人材には限りがあります。コロナやほかのウイルスに罹患しないためにも、今日は、日常生活内でできる予防策の1つである手洗いを見ていきましょう。
手洗いの方法
皆さんはどのタイミングでどのように手を洗っていますか?
帰宅後、トイレの後、食事前が主な手洗いのタイミングでしょう。一日にトイレに5回行ったとしましょう。そうすると5回~8回前後で私たちは手洗いを実施していることになります。
では次に手洗いに費やす時間はどうでしょうか?
トイレに行った後なんかは特に短くないですか?なんなら「手を濡らした」程度の方も多いのではないでしょうか?
それでは、まったく意味がありません。
これは、病院でも使われている方法です。
全てを正しく行うと、30秒以上かかります。
ポイントはしっかり泡立てて、手のひらや甲だけではなく、指先や関節、手のしわ、指の間を意識して洗いましょう
また、洗う方法も大切ですが、そのあとにきれいなタオルやペーパータオルでしっかり手の水分を取ることが大切です。水分が残っているとその湿潤環境と手の体温で菌が繁殖しやすくなります。
参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf
汚れが溜まりやすいところ
つぎに洗い残しが多い汚れがたまりやすい部分を書いていきましょう
①指・親指の付け根
②指の間
③関節や爪の間
④指先
⑤手のしわの間
⑥手首
手のひらや手の甲は皆さん普段からきれいにされる方が多いです。無意識にこすれちゃうからですね。ここで洗い残しが多い、部分がわかりましたので次に洗うときは特にこの部分に意識して洗うことができますね!
手洗いの効果
手を洗う前の人の手には約100万個のウイルスや細菌がいます
しかし、石鹸を使って正しく手を洗うことで、ウイルスや細菌を約1万分の1まで減らすことができます
2回洗うと100万分の1にまで減らすことができるのです。
石鹸だけでしか菌が取れないのか?
と思う方もいますよね、日常的にアルコール消毒ができるわけでもありません。
トイレに行くたびに石鹸で手を洗っていたら手の水分がなくなります。実は、流水で15秒間洗うだけでも、100万個から1万個にまで菌を減らすことができるのです。洗い方は石鹸を用いた洗い方で完璧です!
手を洗いすぎても感染症になるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。↓ ↓ ↓
手を洗いすぎて感染症になった患者が来た 感染症にかかった理由は〇〇
ではなぜ、そこまでしてウイルスや細菌を減らす必要があるのか…
人間は無意識に
1時間に23回顔を触り、そのうち40%以上は目、鼻、口などの粘膜部分に触れていた
という研究データがあるからです。
コロナウイルスや、インフルエンザウイルスなどの病原菌は粘膜から感染することが非常に多いです。
そのため、手を洗うことは病原菌が自分の体に侵入するのを防ぐという意味があります。
まとめ
①手洗いは正しくすれば30秒ほどかかる
②しわや指先、手首は洗い残しが多い
③手には常に100万個のウイルスや細菌が付着している
④石鹸で手を洗うことで1万分の1まで細菌やウイルスを減らすことができる
⑤流水で洗うだけでも1万個にまで菌を殺せる
⑥人は無意識にたくさん粘膜に触れている
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