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看護師が教える一番簡単な生理の話 女性も意外と知らない生理のあれやこれ

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不正出血
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女性であればだれでも大なり小なり何かしらの生理トラブルを抱えていると思います。私もその一人です。生理トラブルを抱えています。生理痛が重くてベッドから起き上がれない時があるのです。そんな時、決まって思うのが「なんで生理来るんや」です。今日は生理の仕組みだけではなく1番簡単な生理の話をしていこうと思います。

この記事は女性だけではなく男性にも読んでいただきたいと思います。

生理とは…?

この「生理」という言葉ですがこれは”生理現象”から取っただけで本当は「月経」と呼びます。聞きなじみのある「生理」で話を進めていこうと思います。

生理とは簡単に言うと”赤ちゃんを育てるために寝床を使わなかったから体外へ捨てること”です。

【正常な生理期間と量】

経血量…20g~140g(覚醒時:約3時間ごとにナプキンを交換すればよい位の量)

血の塊…普通はなし(1,2回であれば問題なし)

月経期間…1週間前後

生理周期…25日~38日(約6日前後するのは問題なし)

月経障害…なし~軽度(痛いけど動ける)

詳しく解説していきます。

生理周期の種類

女性には生理周期と呼ばれるものがあります。生理が始まってから、次の生理が来るまでの周期のことです。

平均的には25日~38日で1周期になります。

生理周期は主に4つの周期に分かれます

日本産婦人科学会より引用

参考:大正製薬株式会社  https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/detail_321.htm

卵胞期

エストロゲンが分泌され、子宮内膜が発達します。卵巣内に卵子の元(卵胞)が発達していく。(着床に向けて子宮内膜をふかふかにしている。⇒寝床を整える)体温は低体温気で、副交感神経が優位になるため、精神的にも落着きポジティブになれます。またエストロゲンの影響で肌や髪質も美しくなる時期です

排卵期

脳の下垂体から黄体化ホルモンが分泌され卵胞が卵子になり子宮内膜に排卵される。この時期は体温が上昇すします。排卵日にホルモンの高まり(LHサージ)で少量の子宮内膜がはがれて起こる”排卵日出血”と言われるものがあります。 ホルモンのバランスが乱れやすいので肌荒れや情緒が不安定になったりしやすくなってきます😟排卵前後に避妊をせずに性交渉を行うと妊娠しやすいです。

黄体期

着床することのなかった卵子がプロゲステロンというホルモンによって黄体となります。またそのホルモンの作用でより子宮内膜が分厚くなります。眠気などの不快な症状も起こり始めます。プロゲステロンの効果で体温は高体温になります。

月経期

着床することのないまま黄体期を終えた卵子と、使われることのなくなった子宮内膜が剥がれ落ちる時期です。また、プロゲステロンが急激に分泌されなくなるため体温は下がります(低体温)。体温が下がった結果、血流が悪くなり冷え性や頭痛、肩こりなど体の不調が現れます。

この時期に月経前症候群(PMS)や月経痛が起こりますが、この2つは今後取り上げています。

排卵までが約2週間、排卵から生理が車が約2週間です。

痩せやすいのは生理が終わってから2週間

理由は簡単!

体温が高くなり、血流が良くなることで代謝が上がるということと、ホルモンのバランスが安定しているので気分的にも前向きになれるからです。

そのため、ダイエットを効果的にストレス少なく行うには、この時期を狙ってダイエットをすることをお勧めします

初潮と閉

現在の日本での平均初潮は若年化が進んでいます。約40年ほど前は15歳~初潮を迎えることが多かったのですが、現在の平均は10歳~13歳です小学生のうちに大半の女の子が生理を経験します。

閉経は特に大きく早まることはなく50歳前後です。

10歳~13歳で初潮を迎え、そこから約45年間生理と付き合っていくわけですが、初めから冒頭で述べたような25日~38日周期で生理が来るわけではありません。

最初から赤い血液が出ない人も多いです。茶色っぽい下り物のようなものが出る人もいます。生理が来る時期もばらばらで不規則です。では、いつ頃安定するのか。。。

生理周期は3年かかって安定する

そこから40歳頃まで安定しますが、40歳を過ぎると女性ホルモンの乱れが起こり、更年期といわれるものが始まります。経血量や生理周期も乱れてくるようになります。そして50歳ごろに閉経を迎えます。

病院に相談したほうがいいケース

①生理不順

初潮がきて3年たっても月経周期が安定せず、2か月以上生理が来ない、10日以上生理が続く場合は病院に受診したほうがよいでしょう。また、思春期にあたる時期でもありますので、無理なダイエットによる栄養不足になる女性も多いです。生理で出血があるので貧血の予防のためにも無理なダイエットは控えましょう。不正出血が続く場合も同様です。不正出血についてはこちらの記事で書いています。

②思春期早発症

通常、男子、女子ともに12歳頃に体の2次性徴が始まります。

2次性徴とは、女子では乳房の発達、陰毛や腋毛の発毛、初潮です。男子は、精巣の発達、陰毛や腋毛の発毛、陰茎の発育、精通があります。

しかし、ホルモンの分泌異常により、通常より2年~3年ほど2次性徴が早まることがあります。月経が10歳6か月までにくる場合は思春期早発症の可能性がありますので受診をお勧めします。

③思春期遅発症

早発症とは反対で、初潮が14歳になっても来ない場合です。同様に受診をお勧めします。

まとめ

今回は月経とは何かということについて述べました。今後はPMSや生理用品なども書いていこうかと思っています。

生理というのは周りに理解してもらうことが難しかったり、相談しにくいデリケートな問題であります。なので、自分で情報収集をして自己判断で診断してしまうことが多いと思います、私もそうでした。ただ実際に生理周期が乱れている、月経痛がひどいというのは個人差があり、疾患が隠れている場合もあります。

自分で判断して受診が遅れてしまうと治療に時間がかかることもあります。私は最近やっと病院に行き、自分が子宮内膜症であることを知りました。半年間ピルを飲んで治療をしましたが、まだ治っていません。もっと早くに行けばよかった。と思うこともあります。一人に一つしかない子宮です。不安なことは検査をしてしっかりと見てもらいましょう。

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