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看護師国家試験対策!看護学生・新人看護師さん必見!脳死・植物状態・死亡の違いはを超簡単に覚えちゃおう

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この記事では、「死亡」「脳死」「植物状態」について書いていきます。定義がすべて異なりますので国家試験対策や、医療現場でも必須です。素人には分からない違いをしっかり理解して患者様、家族様に説明できるようにしておくと安心です。

※画像保存は自由ですが自作発言、無断転載はお控えください。発見次第対応いたします

死亡

これは、分かりやすいですね。身体的に生命活動が全て終了している状態です。もちろん定義があります。

まず、この死亡判断は”医師”だけができます。どんなにベテランナースでも、患者様の首が飛んで行っていたとしても「死亡判断」はできません。

死亡判断の3つの項目
  • 自発呼吸の停止
  • 対光反射の消失
  • 心停止

死亡時間は医師が死亡確認をした時間になります。

仮に、10時に心停止を告げるアラームが鳴って、心電図の波形が一直線になって、呼吸も対光反射もないことがナースで分かっていても、それは死亡時間ではありません。10分後に医師が来て上記の3つの項目を確認して初めてお亡くなりになったと判断します。そのため、この患者様の死亡時間は10時ではなく、10時10分になります。

脳死

脳死は、臓器移植法で”死”と定義されています。なのでこの記事の中で紹介する3つ中2つはもうお亡くなりになっているという事です。大脳半球、脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止している状態。この状態であれば心臓は訳1週間ほどで停止する。

特に、脳幹は生命維持に不可欠です。呼吸や体温調整など生きていくうえで必要な機能を全て制御しています。ここを障害されてしまうということは死と同意です。

脳死の定義
  • 深昏睡(JCS:Ⅲ‐300/GCS:3)※1
  • 瞳孔両側の散大(4mm以上 健常者は2.5~4.mmほど)
  • 脳幹反射の全消失※2
  • 平坦脳派
  • 自発呼吸の停止

聞きなれない単語がいくつかありますね。

※1の深昏睡

まず、※1の深昏睡から。以下に表を貼っておきます、我々医療従事者は患者様の覚醒度をこれで見ています。多くの現場ではJCSが使われていますが、GCSを使用しているところもあるので、覚えられないうちは小さなメモをポッケにしまっておきましょう

引用サイト看護ルー https://www.kango-roo.com/learning/3082/

①JCS:Japan Coma Scale

今、この記事を読んでくれている人は、JCS:0です。ちなみにこれは認知機能を見るものではない為、認知症の患者様が年月が言えないのは違うスケールで測ります。あくまで、脳の機能のせいで意識のレベルが下がっている状態です。

アルコールを飲みすぎて、大きな声で呼びかけて体を揺さぶったりしないといけないような人の意識レベルはⅡ‐20となります。

また、痛み刺激というのは患者様を殴る蹴るというわけではなく、爪の先を強く押したり、胸のあたりをつねったりすることが多いです。ここは正確に測定しなくてはいけないので「痛そう…イジメてるみたい…」と遠慮するときではありません。反応の有無をしっかり見てください。

医療業界では「レベル、落ちてきてます。朝Ⅰ群でしたけど、昼前には2群くらいです。とざっくり伝えることがあります。」

看護ルーより引用

②GCS:Glasgow Coma Scale

救急外来で使われることが多いそうですが、私がいた病院は総じてJCSでした。病院や医者の好みもあるので知っておいて損はありません。

こちらも今この記事を読めている人は満点の15点です。

しかし、呼びかけで開眼するが「あーうあー」など会話ができない、痛み刺激(肘をつねる)を与えたときに肘を伸ばした(伸展)という場合、開眼:3点 最良言語機能:2点 裁量運動反応:2点 合計7点になります。

看護ルーより引用
※2脳幹反射

脳幹反射は7つあります。これはすべて脳幹が機能しているかしていないか、昨日が弱くなっているかの指標になります。

  • 対光反射(目に光を当てて瞳孔が縮瞳する反射)
  • 角膜反射(綿捧の先端などを細くしたもので眼球角膜部に触れると瞬きする反射)
  • 毛様体脊髄反射(頸部付近に疼痛刺激を加えると両側の瞳孔が散大する。この反射が消失している=下部脳幹の障害)
  • 眼球反射(意識障害があり、外眼筋麻痺のない場合には、頭を急速に左右回転すると眼球は運動方向と逆方向に動く反射)
  • 前庭反射(頭部を30度挙上し、カテーテルで外耳道に冷水を50ml以上注入する。意識障害があっても脳幹機能が保たれていれば、眼球が刺激側に偏位する。脳死では眼球運動が全くみられない)
  • 咽頭反射(吸引用カテーテル等で咽頭後壁を刺激すると咽頭筋が収縮し、吐き出すような運動が起こる反射のこと)
  • 咳嗽反射(気管内吸引用カテーテルで気管を刺激した場合に咳が起こる反射)

じつは、脳死には除外例があります。

脳死の除外例
  • 生後12週未満の新生児※
  • 脳死類似症状(低体温症/急性薬物中毒etc…)※
  • 知的障害など本人の意思表示が有効でないと思われる症例
  • 18歳未満の虐待が疑われる児童※

※厚生労働省の調べにより小児の脳は回復力が高いとされるため、データが少ない生後12週未満を対象外とするとされている

※薬物中毒や低体温症は治療により回復が見込めます。脳死はあくまで不可逆的(なにをどうしても元に戻らない)なもののみです

※虐待が疑われる場合の脳死が除外されているのかは、臓器提供が絡んできます。脳死した方の臓器を必要な患者様のところへ移植するのですが、虐待によって脳死状態になった小児は脳死からは除外されます。そのため、臓器提供もできません。

植物状態

植物状態と脳死状態はよく混同されますが、違いがあります

先ほどとよく似ていますが、機能している部分があります。この部分が先ほどから何度も出てきている脳幹です。脳幹が残存しているという事は自分で呼吸や反射ができます。また、脳死は不可逆的ですが、植物状態では、患者様によっては意識が回復される方もいらっしゃいます。

植物状態の定義
  • 脳幹は残存している
  • 大脳半球の一部orすべての機能が停止している
  • 心臓、肺は自分で動かせる

大きな違いはここです。人工呼吸器の装着が必要な方もいらっしゃいますが自発呼吸があるので機械類は少ないです。十分な酸素化が測れていれば点滴や胃ろうなどのチューブ類だけで問題ない方もいるそうです。心停止も数年~数十年と時間があります。

まとめ

死亡と脳死はほぼ同意です。悲しいことですが脳幹が全てのキーになってきます。

生命維持に必要なものそのものが機能しなくては、いくら医療の発達した現世でも救えない命があります。

脳死の患者様を植物状態ですと誤って伝えてしまうと、家族様は非常に悲しい期待をしてしまいます。

ここで一度整理してみてください。

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