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【カロナールについて学ぼう】現役看護師が教えるカロナールとロキソニンの話

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日本で有名な解熱鎮痛剤は「ロキソニン」と「カロナール」ではないでしょうか?生理痛、頭痛、など誰しも一度はお世話になったと思います。カロナールは効かない、ロキソニンは胃が痛くなるなど色んな話がありますが、そもそも違いは何か。前回ロキソニンについて学んだので今回はカロナールについて学びます。

ロキソニンについての基本知識はこちら

カロナールとは

カロナール錠500-500錠-あゆみ製薬-劇薬 – 歯科材料お買い物サイト メイプルショップ

ロキソニンがNSAIDSに分類される薬品でしたね。

ロキソニンは、痛みや発熱(炎症症状)を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑制することで解熱鎮痛作用を示します。

一方、カロナールはアセトアミノフェン系の薬です。

これは、脳の中枢神経や体温調節中枢に作用することによって、解熱鎮痛効果を示します

カロナールの効果時間

失恋をしたら時間薬が効果的と言うけれど?時間薬が効くまでの過ごし方

内服薬には、飲んでから聞くまでの時間差があります。血中濃度と言われるもので、薬の作用成分が血液のなかでどれだけ広がっているかを見ます。

効果が出てくるのと消えていくのにこの血中濃度は非常に関連しています。

カロナール200mgの場合、約1時間後には血中濃度が高まり(300mgの場合は2時間くらい)、4~6時間効果が持続します。私は普段、内服させてから2時間~3時間後に再度熱を測ったり痛みの程度を聞きにに行きます。あまり早すぎても遅すぎても薬の効果を正確に評価できないからです。年齢や代謝機能にもよりますが、大体、2時間~3時間後であれば薬の正しい効果が知ることができます

血中濃度と作用時間が6時間ほどなので、基本的に頓服処方も定期内服(毎食後など決まった時間に飲むこと)でも6時間以上あけて飲むのが決まりです。

カロナールの作用と副作用

全ての薬に置いてですが、メリットがあればデメリットもあります。

作用

鎮痛作用、解熱作用

副作用

過敏症(発疹)、嘔吐、食欲不振、血小板機能低下(出血時間の延長)があります

が、ほとんど聞いたことがありません。まれにいらっしゃるそうですが…

食欲不振や下痢などの消化器症状はNSAIDSの方が出やすいです。入院中に使用している患者様でも基本的にはロキソニンとレバミピド(胃薬)を一緒に処方します。カロナールは特に胃薬は着けません。

消化器症状や、腎機能障害がでにくいため、小児の解熱鎮痛剤として使われることが多いです。

くすりのしおり https://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=41728#:~:text=%E4%B8%BB%E3%81%AA%E5%89%AF%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E9%81%8E%E6%95%8F,%E3%81%AB%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82

一緒に内服するときは注意する薬

ワーファリン(抗凝固剤):カロナールと併用するとワーファリンの作用が強くなってしまい、出血しやすくなります。

抗生剤との併用も注意が必要と記載がありますが、医者も一緒に出していますので、特に気にしなくても大丈夫です。どうしても心配な人は聞いてみましょう。

まとめ

病院で処方されるときはカロナール・アセトアミノフェンという商品名ですが、市販されているものでは、バファリンがアセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤です。

痛み止め=ロキソニンと思ってる人は用法や副作用、自分が飲んでいる薬も考えてどちらを使うか考えましょう。

悩んだときは自己判断せず、薬剤師やかかりつけの医師にアドバイスをもらいましょう

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