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PCR検査にLAMP法、抗原検査は何が違う?それぞれのメリット、デメリットを分かりやすく紹介!

新型コロナウイルスが流行し早3年。検査方法も沢山出てきました。今まではPCRだけでしたが時間やキットの限界から新たに数種類の検査方法が出ています。この記事では、それぞれの検査の方法に加えて、メリット、デメリットを分かりやすく紹介していきます。

では、本日のラインナップです

検査の種類

王道のPCR検査

LAMP法

抗原検査

抗体検査

検体として採取するもの

検査結果が出るまでの所要時間

検査の種類

検査の種類にはいくつかありますが3つの物に分類されます

  • 核酸検出検査
  • 抗原検査
  • 抗体検査

が主な検査の種類です。それぞれを分けてみていきましょう

①核酸検出検査

ウイルス遺伝子(核酸)を特異的に増幅する PCR(polymerase chain reaction)法が用いられる。

検体中に遺伝子が存在しているか否かを定性的に確認する方法として、古典的 PCR 法と塩基配列決定、簡便かつ短時間で結果判定ができる遺伝子検査方法として、LAMP(loop-mediated isothermal amplification)法等が開発されている。
これら定性的検査に対してウイルス遺伝子の定量が可能なリアルタイム PCR 法があ
る。(厚生労働省COVID-19病態検査の指針より)

・リアルタイムPCR

リアルタイム PCR は定量法であることからウイルス量の比較や推移が評価できることや、コピー数が推定できること等から信頼性が高いものとして扱われています。

ただし、実施が困難な施設もあり検査アクセスの改善が課題である。リアルタイム PCR の検出限界は国立
感染症研究所プロトコルでは 5 コピー/tube であるが、各検査プロトコルやキットにより異なります

・LAMP法等

LAMP法等は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)遺伝子の検出までの工程を1ステップ・一定温度で実施可能な遺伝子検出法です。

一定温度で遺伝子を増幅するため、簡便な機器のみで実施でき、リアルタイムPCRと比較して感度は落ちるものの実用範囲で、反応時間が35~50分程度と短いという利点があります。

唾液など検体種類により偽陽性となる例が指摘されており、適切な検体を使用することが必要である。

②抗原検査

SARS-CoV-2の構成成分である蛋白質を、ウイルスに特異的な抗体を用いて検出する検査法です。PCR法と同様に陽性の場合はウイルスが検体中に存在することを示します。

ウイルスの抗原を検知し、診断に導く検査であり、PCR 検査とともに有症状者の確定診断として用いることができます。また、症状発症から 2~9 日目の症例では陰性の確定診断として用いることができます。

③抗体検査

ウイルスを検出する検査ではなく、ウイルスに対する抗体の有無を調べる検査です。陽性となる時期は症状出現後、1~3週間経ってから陽性反応が出ます。これはウイルスRNAが検出されなくなる時期と重なるため、一般に感染歴
の指標に使用される
。従って抗体検査が陽性であっても、その時点で被検者からウイルスが排出されていることを意味するものでははありません

参考: 厚生労働省COVID-19病態検査の指針 https://www.mhlw.go.jp/content/000678571.pdf

王道のPCR検査

新型コロナウイルスの検査と言えばこれですよね。

鼻に綿棒のようなものを突っ込んでグリグリされるあれです。インフルエンザの検査と同じなのでイメージしやすいのではないでしょうか。

ですが、これ、さっき出てきたリアルタイムPCR検査と一体何が違うのか。ちょっとややこしいお話をしますので読むのが面倒な方は青文字の部分はすっ飛ばして読んでいただいても全く問題ありません

PCR検査とは…DNAを機械を用いて温度を上下させることで増幅させていきます。

リアルタイムPCR検査とは…COVID-19の検査に使われているのはこっち。RNAを増幅させることでどのくらいウイルスがいるのかをリアルタイムで見ることができる検査

要は、鼻の粘膜や、唾液を採取して、それを検査すると新型コロナウイルスに感染しているかがわかるというものです。これは、症状が現れてから9日以内の人に適応されます。それ以降だと検査の効果が薄れるためです。

そして、この方法が最も高い確率で感染しているかが分かります

LAMP法

PCR検査が熱を利用して感染の有無を見分けるのに対して。LAMP法は4種類のプライマーと鎖置換合成酵素を使うことで、DNA(ターゲットDNA)の両端にループ構造を作らせ、目的とする塩基配列の部分だけを大量に増幅させる方法です。ざっくりいうと目的の塩基配列だけに注目できるように鎖の配列を変えるということです。

検査の時期はPCR検査と同様です。9日以内がよいとされていますが10日と記載があるところもあるので注意してください。

制度はPCR検査よりも劣りますが、検査結果がPCR検査の3分の1~2分の1でできるのがメリットです。

抗原検査

抗原検査は、 ウイルスの抗原を検知し、診断に導く検査であり、PCR 検査とともに有症状者の確定診断として用いることができます。また、症状発症から 2~9 日目の症例では陰性の確定診断として用いることができます。承認当初は抗原検査で陰性だった場合、再度確定診断のためにPCR検査を実施していましたが、現在、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。

そのため、PCR検査を再度しなくても抗原検査で陰性となればそれが確定診断となります

こちらの検査もPCR検査やLAMP法と同様に症状発症から2日~9日間で実施することが望ましいです。10日以上たっていると再度PCR検査を受けなければなりませんので、怪しいなと思えば早めに受診してくださいね

厚生労働省公式サイトより

抗体検査

あくまで、抗体があるかかないかの診断に使います。そのためWHOのガイドラインでも抗体検査単品での確定診断は推奨されていません。

変な話、新型コロナウイルスにかかっていたかというものを示すものです。そして、悲しいことに抗体があったからといって新型コロナウイルスへの免疫があるとは限りません。ウイルスも日々進化しており、持っている抗体とは違う形になってしまえばその抗体は何の意味もなくなってしまいます。

検体で採取するもの

検体で採取するのは主に以下の4つです

  • 鼻咽頭ぬぐい液
  • 鼻ぬぐい液
  • 唾液

まれに医療機関等で採取するもの

  • 血液
  • 尿
  • 便
  • 細胞組織

この中で最も有効性が高いのが赤文字の物です。採取する際も感染暴露予防がされやすくかつ短時間で採取できます。

注意が必要ななのは、唾液で採取する場合1時間以内に何か食べたりジュースやコーヒーなど味のついたものを飲むと検査結果に影響があるといわれているので検査する1時間前は水で我慢してください。

検査結果が出るまでの所要時間

これは、それぞれの方法によって左右されます。

各種検査法の実施時間

検査法 実施時間
リアルタイムPCR2~4時間
定性PCR+シークエンス確認7~9時間
LAMP法1時間
抗原定量30分
抗原定性40分




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投稿者

red.crow0915@gmail.com

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