
美容の呼吸、一の型 宇宙で一番簡単なダイエットは呼吸を意識することだった!

ダイエットやボディメイクと聞くと、”めんどくさい””時間がかかる””続けられずに挫折”などというイメージではないでしょうか?
私も、そう思います。筋トレや運動をするときには動きやすい服に着替えて、ヨガマットを敷いて、準備運動にクールダウン用のストレッチなど、行為自体に手間がかかりますよね。
どうせなら、私たちが意識があろうとなかろうと毎日、約28,800回しているもので綺麗になりたいですよね。
一日に2万回以上しているもの…そう、呼吸です!!
息をするだけで痩せれるならこの世に肥満は存在しないという声が聞こえてきそうですが、呼吸の仕方でエネルギーの消費、代謝機能が変わります。今日はそんな話をしていこうと思います
では、今日のラインナップです
突然ですが皆さん、自分の胸とお腹(みぞおち辺り)に手を置て、ゆっくり深呼吸をしてください。お腹と、胸どちらが大きく動いたでしょうか?
あまりどちらも動かなかった方は、強いストレスがあり、呼吸が浅くなっている可能性があります。
自分の呼吸の型がわかったところで、話を進めさせていただきます。
呼吸の型
〇滅の刃風に言ってみました。すみません、脱線しないように話をもとに戻します。一口に呼吸と言ってもかなり種類があります。病的な呼吸や、呼吸器系の疾患を持っている人特有の呼吸方法など。なんなら、息の仕方で「あ、もう死ぬなこの人」というのも分かるといっても過言ではありません。
健康な成人であれば1分間に16回~20回呼吸をしています。それ以上にしている場合は頻呼吸と呼ばれます。過換気を起こしている人がこれに当てはまります。
余談ですが、
アニメやドラマで死ぬときに
「お前に会えて幸せ…だっ…た…(パタン)」的な感じで死にますが、
あれは嘘です。
人間は、死戦期呼吸(ギャスピング)やしゃくりあげるように口を開く、下顎呼吸になります。
これは酸素を取り込もうと必死になります。喋ってる余裕もないですし、そんな綺麗に死ねません。体は最後まで生きることに一生懸命になります。見ているこっちが辛いほど必死に”命”に執着する呼吸になります。
健康的な人がよくする呼吸には大きく2つあります。以下に書いていきますね。
①胸式呼吸

呼吸をするとお腹の部分より胸の部分が大きく動く呼吸方法です。
息を吸うことを得意としており、運動後など体がアクティブなモードになっている時に多く起こります。「肩で息をする」というような表現がある通りの呼吸です。
ストレスが多くかかり常に緊張して交感神経が優位になっている人もこちらの型の呼吸が多いです。悲しいことに、日本人の多くはこの胸式呼吸が常である人も多いのです。
そして、最近マスク着用によって起こっているのが息が浅い×早いというものです。ただでさえマスクをしており呼気(吐いた息)を再度吸うことになります。そして、マスク内は低酸素状態になり無意識のうちに呼吸回数が増え体も低酸素状態になります。だからと言って鼻マスク等言語道断ですので、正しいマスクの付け方はコチラで紹介しております
②腹式呼吸

呼吸をするときに胸郭よりもお腹が動く人がしている呼吸です。
吐くことを得意としており、リラックスしているとき、眠っている時などに見られます
水泳を数年していると強制的に腹式呼吸になれるそうです。(水泳の先生曰く)
お腹が動くほどしっかり肺を進展させて呼吸ができているのでたくさんの空気を手に入れることができます。お腹が動くというと語弊がありますね。正しくは、お腹と肺を分け隔てている横隔膜をしっかり動かして呼吸できているということです。
腹式呼吸のメリット

これは私の国家試験ノートから抜粋しました。
①胸郭内は陰圧(内側にひく力)がかかっているため、腹式呼吸で呼吸を行うときに内外肋間筋が大きく動き、胸式呼吸よりもエネルギー代謝が行われます
②しっかりと息を吐くことで、しっかりと新しい空気を取り入れることができる⇒赤血球が新しい酸素を全身に運ぶことができる(マスクによる酸欠の改善)
③副交感神経が働くことで、自律神経が整う
④副交感神経が優位になることで、良質な睡眠、消化器系での食べ物の分解吸収燃焼効果が高まる
腹式呼吸の仕方

息を吸うときに胸郭ではなく、お腹まで息を吸うということを意識する
しっかり息を吐く。不思議ですが、人間の肺の構造上陰圧をかけて息を吸うことは得意です。
吸うことよりも”息を吐くこと”を意識することで腹式呼吸ができるようになれます。
慣れるまでは深呼吸をするようなイメージで行うとよいでしょう。
まとめ
①呼吸には腹式呼吸と、胸式呼吸の2種類がある
②胸式呼吸のほうが日本人には多い
③胸式呼吸は”吸う”ことが得意な呼吸
④腹式呼吸は”吐く”ことが得意な呼吸
⑤腹式呼吸は、呼吸筋をつかうことができる
⑥副交感神経が優位になることで、良質な睡眠、消化器系での食べ物の分解吸収燃焼効果が高まる